家を建てる・7
2014.4.13 の日記より
よく考えてみたら、我々の結婚式記念日であった。
( 式の記念日ね。結婚記念日、つまり入籍日は12月だ)
でも、現実的な都合の前には、ただの一日となってしまい、甘い雰囲気ゼロ。
今日は、昨日に引き続きM氏に物件を見せてもらう。
昨日は土地物件のみだったが、今日見るのは中古の家つき物件。
3件見せてもらいたかったが、依頼したのが昨日なので1件は仲介者が捉まらず、
2件見せてもらう。2つとも宜野湾市の外人住宅だ。
はじめに見せてもらうのは、普天間基地のすぐ近くの600万円の家。
条件的なことを言うと、バスの便は当然、昨日の南城・八重瀬よりも格段に良く、
だんなさんの通勤時間は30~40分で済むだろう。
ただし、私の目から見ると、直近の道路はいつも渋滞のメッカだ。
私がここに住んで開業した場合、平日一人で車で出かけることは、まずなくなるだろう。
そこの渋滞道路通らないと、まちがいなくどこへも行けないからね。
そして、ここの土地は借地なので、借地料がかかる。
月換算したところ、毎月約3万円である。
つまり、ここを600万で買い、リフォームし、まあそれで1000万とか1200~1300万とかで
おさめて、そしたら月々、借地料と合わせて何とか6~7万で返していく、という計算になるか。
リフォームで何でそんなに金がかかるかって言ったら、
カミングワ的な間取りにするために、水周りの移動(いちばん金かかる)が不可欠になりそうだからだ。
だんなさん的には、やはり借地というのが引っかかるらしい。
ローンが終わっても、毎月3万かかるってのはね~という感じ。
私はというと、借地なのはそれほど気にならない。
場所と建物が気に入るかどうかが最優先。
でも、基地のすぐそばっていうのはちょっと心配。
事情はさておき、候補の一つであるからには、見なければ話が進まない。
外人住宅は、敷地がたっぷりと取ってある物件が多いが、ここもそうだ。
敷地が100坪以上あって平屋、というのは魅力的。
基地の騒音その他と、いつオスプレイが落ちてくるかわかんないのはネック。
ただ、敷地が広いのと、いちおう市街地でアクセスが良いという点では、
私の開業にもだんなさんの通勤にも、よい物件なのだ。
たぶんリフォームもコミコミで予算内におさまるだろうし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まあ、実際現地を見た印象は・・・・・・・・・・
相当なボロ屋、もしくは
<廃墟>
と言っていいレベル、とだけ言っておこう。
家はけっこうな状態らしいというのは聞いていたし、
その近辺の外人住宅の相場に比べて、この物件は半額程度なので、
どんなもんかと思ってはいたが。
資料には「要リフォーム」とあったが、「要とりこわし」じゃないだろうか。
しかも、前住人なのか今のオーナーなのか知らないが、その人の個性的な趣味がうかがえる
遺物の数々が残されている。ヘンな趣味~~~~
だんなさんと二人、「夜逃げ・・・・・?夜逃げじゃない・・・・?」と恐れおののく。
クローゼットの中には、クリーニング屋のカバーがかかったままのお洋服たちまで
残されている・・・・・・・・・・・・・何コレ??
ボロッボロの廃屋に、ヘンな趣味のインテリア雑貨と、クリーニング済みのピシッとしたお洋服。
なんか、頭が混乱してきた・・・・・・・
そして、間取りはイマイチ・・・・・・・まあ、間取りなんてどーでもいいくらいの廃墟ぶりだが。
建物全体ものすごくカビ臭いし、壁も屋根もボロボロ。どーせ基礎しか使えんわ。
部屋数はけっこう多く、1部屋1部屋、いちおう見て回るものの・・・・・・
うーん、生まれて初めて、こんなに確信を持って言える(笑)
部屋ごとに、何かいる。
私は視えません。もともと視えない人だけどね。
でもわかる。それくらいハッキリと。
ドア(・・は、もうないけどドア部分)の前に立つたびに、
「うっ」 と・・・・・・・・・・入るのがためらわれる圧迫感を感じる。
部屋の隅っこの角あたりに、なんか重~い空気の塊のような、
わだかまった何かのような、そんなものを感じる。
圧迫感も、まちがいなくそっちのほうから感じる。
ひと部屋めは、それでもガマンして入ってみたけど、
あとの部屋部屋、いちいち全部同じ目に遭うので、もうあとの部屋は全部スルーした。
しつこいようだが私は「視えない」し、何かしら感じることはあっても、
人の霊だとかなんとか、決めつけることはすまいと思って、
「何が」いるのか無闇に結論は出さない主義だけど。
でも、伊藤ミミカさんの【視えるんです】というマンガは、面白いしけっこうためになるので
読んでいるが、
よく感じるのは、
廃墟だの廃病院だのに霊が集まりやすい(と言われる)のは、
仮に人が死んで霊体みたいなのになって、さまよってるとすると、
やっぱり霊でも人は人だから、野外にずっといるよりかも、
屋根や壁のあるとこにいるほうが落ち着くんじゃないだろうか、ということ。
かといって、人の住んでる部屋は、やっぱり勝手に居着くのも悪い気がするか、
もしくは居つきにくい理由があるかで何かで、
人のいない建物のほうに集まりやすいのかな~と、思ったりする。
だから、そーゆー人(?)たちが、この空き家に集まり、
『オレこの部屋とった~』 『私はこっち~』みたいな?
部屋ごとにいたりして(笑)
ただ、庭に出たら、土地自体には嫌な感じはしなかったので、
たぶん、取り壊してちゃんと家を建てて、人が住みだしたら、
彼ら(?)も、出ていってくれるのではないかと思ったりする。
私の友人で、近年新築の家に移り住んだ夫婦がいるのだが、
奥さんの方が私の友人、その彼女が言っていた。
「私もだんなも、口に出しはしないけど、
なんか、この家、うちらと子ども以外に誰かいる気がしてたんだよね。
物音とか、気配とかで何となく。
で、引っ越して2週間ぐらいしてだったか、だんなとその話になって。
『やっぱり、なんかいるよね~?』って。
それで、
『でもまあ、実害はないみたいだし、おとなしい人(?)みたいだから、
そのままおとなしくしていてくれるなら、別にいてもいいね』
って、話になった瞬間、
その時子供は2階で寝てて、子供が一人で階段をウロウロしないように、
ベビーゲートで階段の上と下、2か所両方に仕切りをしてたの。
そのベビーゲートがね、1階の居間で話してたうちらのすぐ後ろのやつがよ?
カチャッ・・・
って、動いたの。
もちろん、風もないし子供もいないし。
顔を見合わせてたら、今度は玄関のほうで<バタン>ってドアの音がして。
それ以降は、その<気配>はなくなった。
あの時出ていったのかね、って。
そんな感じだよね」
って。
えらく物わかりのいい人(?)だったのねぇ
そんな話があることも聞いていたので、出てってくれるかなぁと。
まあ、そういうわけで、土地が大丈夫なら、この話にならない建物は建てかえて、
充分快適に住めるのではないかな~と、この時は思った。
(しかし、土地は借地だから、純粋にこの廃墟の値段が600万ということか?そりゃねーや)
ただ、ここにたどり着くまでの間、
周辺は同じように外人住宅をリフォームして、キレイに住んでいるお家ばかりで、
いい雰囲気の区画なのに、
この家の周りとか隣だけ、
なんか小汚いガレージに、がらくたとか廃車とか放置してあったりして、
なんとなく荒んだ感じがするのが、イマイチな点。
昔だったら、それくらい気にならなかったけど、
最近は、そういうのも重要な気がするのだ。
地形的なことを考えてみて、この家の場所が、
大通りから小道に入ってずっと進んだ、つきあたりにあり、
しかもその先は基地の敷地なので、抜けることはできず道は堂々巡りをして
袋小路になっているせいもあるような。
沖縄では、別荘地とか高台の新興住宅地とかが、けっこうそういう作りになっていることが多い。
ひと気の少ない一本道をずっと行った先に住宅地が開けていて、
でもその先に抜けることはできず、ぐるっと袋小路で形成されている区画、みたいな。
そういう地形のトコは気が進まんのよね~
防犯理論上も、袋小路にある家はよくないと言われるが、
(泥棒さんなどからすると、一見して逃げ場がなさそうだが、逆に、その区画に入ってしまえば
絶対に住人しか通らない道なので、人通りが格段に少なく、犯行に及びやすいらしい)
風水とか霊的なことから言っても、
そういう地形の場所は、いろんな ”気” の抜け道がなくて、
何かが吹き溜まっちゃってそうな気がするのだ。感覚的に。
だから、この区画にしても、まだ区画の入り口付近の家なんかはよくて、
キレイに住んでいるが、奥に行くに従って、
ちょっとうらぶれた感じになってきて、そのどん詰まりがこの廃墟の家である。。。
やっぱり、”気” の通り道うんぬんが、人の心理とか体調とかにも、
微妙に影響及ぼしてるんじゃないかと・・・(すごく個人的な推測にすぎないけど)
ちなみに、沖縄でも風水はすごく気にするらしく、
袋小路とかT字路のどんつきには、いつも魔よけのイシガントウがありますな。
だからして、こういう地形の新興住宅地や別荘地は、
ちょっと不便な場所でもあるからでしょうが、格安の物件も多いのだけど、
予算内でも買いたくないんよ。
スピ否定派のだんなさんも、何だかイヤだと同意見。
まあ、判断は保留ということにして、次に行く。
次の物件は、すぐ近くのやはり外人住宅で、同じくらいの広さで1200万。
こっちはきちんと人が住んでいて、そこそこキレイらしい。
売約が決まれば、その人達は出ていくという契約だ。
廃屋の場所から少し広い通りに戻って、かなりの急坂を登ったところにある。
高台なので、遠くに海が見えて、いい眺め。
ただし、道道、家と家の間にまるで当然のように、でっか~い亀甲墓がドン!ドン!と
建っていて(つーか、墓のほうが先にあったのだろう)、かなり面くらう。
家・家・墓・家・墓・墓・・・・・・・・・・・って感じで、ギッチリ家に挟まれて墓だらけ。
家が墓に挟まれてるんだか、墓が家に挟まれてるんだか、もう分からない感じ。
ここの宅地を作った当時の外人さんたち・・・・基地に近くて眺めも良いということで
選んだのかもしれないが、気になんなかったの。コレ
・・・・・・うーむ。かなりドン引きっす。
今、清明だからね、みんな墓でピクニックしてて、牧歌的な眺めだけどね。
でも365日、墓の間で暮らすのよ??
ちなみに、墓のそばっていうのは、昔はあまり気にしない方だったし、
今も生理的にイヤ!っていう感じはしないけど、
私の信頼するアーユルヴェーダの本に、やっぱり住居は墓の見えないところ
が良いと書いてあったので、それを信じる。
それに、内地の墓と迫力がちがうよ~コレすげぇんだけど。
ちゃんと供養されて手入れされている墓なら、
そこの人が<出る>とかはないと思っているけど、
やっぱり死者の場所だからね。
自分の生エネルギーみたいなのに、微妙に影響しそうなんだもん、
なんたって365日、「墓の間」だもんで。
そして、お目あての物件の家からは・・・・・・・・・・
何とか角度的に、墓は見えないのでセーフだし、庭の芝生も青々として、
いい感じの家でした。
・・・・・・・・・・・・・・・でも、
やっぱココはナシ~~~~~~~~~~~
ムリ~~~~~~~~~~~~~~
ロケーションがッ!!!!!!!
さて、全体的に見て、今日の2件。
どっちもどっち、という気もするが、
ためしに600万の廃屋のほうに、リフォーム業者を呼んで見積りしてもらったらどうだろう?
と、いろいろ頭でシミュレーションしつつ、だんなさんと話し合うが、
どーゆーわけか話がかみ合わず、お互いにこの話をするとイライラしてくることがわかった。
私は、土地を実際に見て、その形と方位がわかったら、
素人なりにもテキトーに図面を書いてみて、そこに住んでどーゆー景色を見てどう生活するか、
何となくでもイメージをしてみることにしていた。
前日の土地物件もそうしてみたし、
今回もトライしてみるが、今日のあの廃屋。
がんばってイメージしようとしても、全然浮かんでこない。ピンとこない。
土地の形に、家の形をトレースしようとするが、
なにをどうやっても、納得いくものが描けない。
イメージできない + 話し合おうとするとイライラ = ここじゃない、ってことね、
ハイ、今日の物件は却下~
残念!
土地の広さは申し分なかったんだけどね、
昨日のトコより、だんなさんの通勤環境はとても良いし。
でも、お互いの本能がダメだって言ってんだもんね、その方が大事ね。
やれやれ。
なんだかやっぱり雲行きからすると、
南城のあの、山のきれいな、でもどえらい不便なトコになりそうな感じが、
ますますしてくる。
いいのか?あーんな通勤しづらい、店もない、小学校も遠い、電波も入らなそうなトコで。
希望よりだいぶ狭いし。。。
条件と理屈から言って、ぜんっぜん良くないのに、
状況が、本能が、その流れのすべてが、そこに決めようとしているように思える。
ふ・し・ぎ~
もうそれについて細かく考えるのはやめて、
流れに乗ってみることにする。
だんなさんに言って、どこか建築家に連絡取ってみて、
ホントにお試しのつもりで、仮にあの南城市の土地に家を建てるとしたら、
予算内でどのくらいのものが建てられるのか、相談に行ってみようということに。
つづく
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