2014年06月15日
ロルフィング・その2
さて、先月生まれてはじめて受けたロルフィングは、
お試しの1回こっきりコースで、ただただ痛みを楽にしてもらうだけの目的だったので、
正式なロルフィングとしての1回目は今月13日に受けたところから。
サロンは読谷にあるので、遠い。
前回は体調がめちゃくちゃだったし、薬も飲んでいたのでバスで行ったが、
今回はがんばって苦手な車の運転で向かった。
場所は読谷バスターミナルのすぐ近くなのでわかりやすいし。
初回にも、ロルフィングとはこういうものですよ~という説明は受けたが、
今回からは、今日は体のどこにアプローチして、こういう目的でやりますよ、
という具体的な説明も入ってきた。
さて、基本的な説明から入ると、
ロルフィングは筋肉や皮膚やツボへの刺激ではなく、<筋膜>という部位に特にアプローチする手技。
われわれ人間の体は、
筋肉の筋繊維1本1本を包む<筋膜>から、その筋繊維の集まった束を包む<筋膜>、
さらには内臓も神経もみ~んなそれぞれ、そういった膜で包まれていて、
そもそも最小単位である細胞だって<細胞膜>で包まれているし、
つまり大小あらゆる<膜>という名の袋でできているのが、この体というわけ。
そして、それぞれの膜に刺激を加えていって、
日常生活でついてしまっている<体の癖>とかを、元に戻してやる。
いったん不自然な<癖>が元に戻ると、体自体が
『そうそう、本来の状態ってこれだったわ
』
っと思い出して、心にもそれは変化として表れてくる。
たとえば、姿勢そのものがちぢこまって、それがくせになって生きている人は、
自然、心もびくびくとちぢこまって生きていることが多い。
逆に言えば、そういう心のありようが姿勢に表れている、とも。
そういう時、丸まってちぢこまっている状態がくせになっている筋膜をゆるめ、
本来のしゃんと前向きな姿勢を、体に思い出させてやると、
心も思いだすのだ。びくびくしていない状態の自分がどんなだったか。
そういうわけで、体のほうから心へのアプローチも望める、というわけ。
そこはもちろん、本人次第というところもあるが。
(アーユルヴェーダでも、よくいたの。本人はよくなりたいと望んでいても、
結局のところ、具合のあまりよくない今の状態のほうが、ご本人にとっては実は都合がよく、
だから深層では自分の現状を変えたくない、と思っている場合が)
で、今回のセッションの目的は、<呼吸に関わる筋肉>の、
筋膜へのアプローチ。
呼吸器官である肺には、筋肉がなく、
自力で動いて空気を出し入れすることはできないので、
胸部を包んでいる横隔膜やろっ骨、その周囲全般の筋肉から、
さらには背中の筋肉や腕の筋肉に至るまで、
み~んな肺の収縮に使われるので、今回は特にそこらへんをやると。
まず呼吸を見てもらうと、
ヨガや毎日の瞑想のおかげか、呼吸が上手ですと言われた。キャッ
ただ、「体の前面の筋肉に比べ、背中のほうの筋肉があまり呼吸に参加してませんね」とも。
たしかに、ヨガの呼吸ではあまり背中のほうは意識するよう言われないんだな。
ホントは背中側の肋骨までぜんぶ、上下左右に3Dに開いて呼吸できるイメージなんだと。
基本的な立ち姿勢も、わりとまっすぐ立てているらしい。
ヨガ・・・・最近まるっきりサボっているのに不思議だのう。。。。
セッションは、前回よりか痛いトコもあったが、おおむね気持ちよい感じ。
ただ、ずっと寝てされるがままではなく、
自分でちょっとがんばらなければいけないところもあったり。
自分、腹筋弱えな~~~~・・・・うーむ。。。。
あまり時間の感覚がないまま終了。
ロルフィングでは、セッションと次のセッションの間に、
ちょっとした宿題を出されるが、今回のお題は<呼吸>に関して。
ふだんよりもちょっと、
自分がどういう呼吸をしているか、どこの筋肉や骨がよく動いているか、
逆にあまり動いていない筋肉や骨はあるか、
吸うのと吐くのと、どっちが楽でどっちが苦手か、
どういう状況の時に、自分の呼吸がどうなっているか、
そういうのを意識してみてください、と。
プラス、寝る前に少しだけ静かな時間を取り、自分の呼吸を観察してみて、
吸う時には全身ののありとあらゆる細胞に、新鮮な空気がゆきとどくようにイメージし、
吐く時にはいらないものや感情までも、みんな吐き出すようにイメージしてみてください、と。
言われてみると、
・吸うのより吐くのが苦手(たぶん感情に関しても、受け取るのばかり多くて吐き出すのが苦手だ)
・仕事中は呼吸が浅くなっていることが多く、ひどい時は呼吸が止まっている
っていうのが思い当たる。
寝る前のイメージは、瞑想でよくやることなので、できそう。
でも、はっとしたのは、
「自分を変えよう、とか、こうしなきゃ、とかはしなくていいです。
からだが自然に変わってゆくのを待つのがロルフィングです」
と言われたこと。
それは、このところ自分のテーマにしていた言葉とばっちり同じだったからだ。
「変わろうとしなくていい」
宿題とか言われると、つい肩に力が入って、
ああしなきゃ、あれはだめだ、ってなってしまいそうだけど、
ただ、主観をはさまないで<見る>だけでいい。
自分の状態を、内面を。
こういう時の自分はダメだ、とか、ああまた、この癖直さなきゃ、とか、
そういうのは、はさまなくていいのだ。
これも、ヨガでよくやってきたことだから(日常ずっとその状態でいるのは難しいけどね)、
まあまあ慣れている、と言える。
見事にリンクしてるなぁ、今までやってきたことと。
14時にはじまって、出た時はもう17時すぎていた。
これで1回1万円とは、安すぎるくらいかも・・・・
で、言われた通り、ふだんよりも呼吸を意識する生活。
ロルフィング後に感じられた変化としては、
・歌を歌う時に声が出やすくなった(長い道中、車で音楽かけて歌いながら帰ったので)
・意識してみると、たしかに背中も呼吸につれて上下しているなぁ
・肩甲骨の動きがなめらかになった
・ぜんぜん運動してないのに、ロルフィング後は肋骨の間の筋肉がマラソン中みたいに疲労してた
・ちょっと大声を出したい時、背中の筋肉が声を張るのにサポートしてくれてる感じ
・重力に対してよりまっすぐ、自然に楽に立つことができている感じ
仕事中も、ちょっと意識してみると、
呼吸が止まりそうになっている時や、不自然な姿勢でいなきゃいけなくて、
胸が狭まって呼吸が浅くなりがちな時には、ちょっとだけ姿勢を変えて、
呼吸しやすい態勢でいるようにすると、疲労の度合いも少し減った。
最近、バイトなのにマジで体が辛くて、
辞めた方が身のためだろうかと考えはじめていたが、よかった。
まだいつまで続くかわからないけど。
つづく
お試しの1回こっきりコースで、ただただ痛みを楽にしてもらうだけの目的だったので、
正式なロルフィングとしての1回目は今月13日に受けたところから。
サロンは読谷にあるので、遠い。
前回は体調がめちゃくちゃだったし、薬も飲んでいたのでバスで行ったが、
今回はがんばって苦手な車の運転で向かった。
場所は読谷バスターミナルのすぐ近くなのでわかりやすいし。
初回にも、ロルフィングとはこういうものですよ~という説明は受けたが、
今回からは、今日は体のどこにアプローチして、こういう目的でやりますよ、
という具体的な説明も入ってきた。
さて、基本的な説明から入ると、
ロルフィングは筋肉や皮膚やツボへの刺激ではなく、<筋膜>という部位に特にアプローチする手技。
われわれ人間の体は、
筋肉の筋繊維1本1本を包む<筋膜>から、その筋繊維の集まった束を包む<筋膜>、
さらには内臓も神経もみ~んなそれぞれ、そういった膜で包まれていて、
そもそも最小単位である細胞だって<細胞膜>で包まれているし、
つまり大小あらゆる<膜>という名の袋でできているのが、この体というわけ。
そして、それぞれの膜に刺激を加えていって、
日常生活でついてしまっている<体の癖>とかを、元に戻してやる。
いったん不自然な<癖>が元に戻ると、体自体が
『そうそう、本来の状態ってこれだったわ

っと思い出して、心にもそれは変化として表れてくる。
たとえば、姿勢そのものがちぢこまって、それがくせになって生きている人は、
自然、心もびくびくとちぢこまって生きていることが多い。
逆に言えば、そういう心のありようが姿勢に表れている、とも。
そういう時、丸まってちぢこまっている状態がくせになっている筋膜をゆるめ、
本来のしゃんと前向きな姿勢を、体に思い出させてやると、
心も思いだすのだ。びくびくしていない状態の自分がどんなだったか。
そういうわけで、体のほうから心へのアプローチも望める、というわけ。
そこはもちろん、本人次第というところもあるが。
(アーユルヴェーダでも、よくいたの。本人はよくなりたいと望んでいても、
結局のところ、具合のあまりよくない今の状態のほうが、ご本人にとっては実は都合がよく、
だから深層では自分の現状を変えたくない、と思っている場合が)
で、今回のセッションの目的は、<呼吸に関わる筋肉>の、
筋膜へのアプローチ。
呼吸器官である肺には、筋肉がなく、
自力で動いて空気を出し入れすることはできないので、
胸部を包んでいる横隔膜やろっ骨、その周囲全般の筋肉から、
さらには背中の筋肉や腕の筋肉に至るまで、
み~んな肺の収縮に使われるので、今回は特にそこらへんをやると。
まず呼吸を見てもらうと、
ヨガや毎日の瞑想のおかげか、呼吸が上手ですと言われた。キャッ

ただ、「体の前面の筋肉に比べ、背中のほうの筋肉があまり呼吸に参加してませんね」とも。
たしかに、ヨガの呼吸ではあまり背中のほうは意識するよう言われないんだな。
ホントは背中側の肋骨までぜんぶ、上下左右に3Dに開いて呼吸できるイメージなんだと。
基本的な立ち姿勢も、わりとまっすぐ立てているらしい。
ヨガ・・・・最近まるっきりサボっているのに不思議だのう。。。。
セッションは、前回よりか痛いトコもあったが、おおむね気持ちよい感じ。
ただ、ずっと寝てされるがままではなく、
自分でちょっとがんばらなければいけないところもあったり。
自分、腹筋弱えな~~~~・・・・うーむ。。。。
あまり時間の感覚がないまま終了。
ロルフィングでは、セッションと次のセッションの間に、
ちょっとした宿題を出されるが、今回のお題は<呼吸>に関して。
ふだんよりもちょっと、
自分がどういう呼吸をしているか、どこの筋肉や骨がよく動いているか、
逆にあまり動いていない筋肉や骨はあるか、
吸うのと吐くのと、どっちが楽でどっちが苦手か、
どういう状況の時に、自分の呼吸がどうなっているか、
そういうのを意識してみてください、と。
プラス、寝る前に少しだけ静かな時間を取り、自分の呼吸を観察してみて、
吸う時には全身ののありとあらゆる細胞に、新鮮な空気がゆきとどくようにイメージし、
吐く時にはいらないものや感情までも、みんな吐き出すようにイメージしてみてください、と。
言われてみると、
・吸うのより吐くのが苦手(たぶん感情に関しても、受け取るのばかり多くて吐き出すのが苦手だ)
・仕事中は呼吸が浅くなっていることが多く、ひどい時は呼吸が止まっている
っていうのが思い当たる。
寝る前のイメージは、瞑想でよくやることなので、できそう。
でも、はっとしたのは、
「自分を変えよう、とか、こうしなきゃ、とかはしなくていいです。
からだが自然に変わってゆくのを待つのがロルフィングです」
と言われたこと。
それは、このところ自分のテーマにしていた言葉とばっちり同じだったからだ。
「変わろうとしなくていい」
宿題とか言われると、つい肩に力が入って、
ああしなきゃ、あれはだめだ、ってなってしまいそうだけど、
ただ、主観をはさまないで<見る>だけでいい。
自分の状態を、内面を。
こういう時の自分はダメだ、とか、ああまた、この癖直さなきゃ、とか、
そういうのは、はさまなくていいのだ。
これも、ヨガでよくやってきたことだから(日常ずっとその状態でいるのは難しいけどね)、
まあまあ慣れている、と言える。
見事にリンクしてるなぁ、今までやってきたことと。
14時にはじまって、出た時はもう17時すぎていた。
これで1回1万円とは、安すぎるくらいかも・・・・
で、言われた通り、ふだんよりも呼吸を意識する生活。
ロルフィング後に感じられた変化としては、
・歌を歌う時に声が出やすくなった(長い道中、車で音楽かけて歌いながら帰ったので)
・意識してみると、たしかに背中も呼吸につれて上下しているなぁ
・肩甲骨の動きがなめらかになった
・ぜんぜん運動してないのに、ロルフィング後は肋骨の間の筋肉がマラソン中みたいに疲労してた
・ちょっと大声を出したい時、背中の筋肉が声を張るのにサポートしてくれてる感じ
・重力に対してよりまっすぐ、自然に楽に立つことができている感じ
仕事中も、ちょっと意識してみると、
呼吸が止まりそうになっている時や、不自然な姿勢でいなきゃいけなくて、
胸が狭まって呼吸が浅くなりがちな時には、ちょっとだけ姿勢を変えて、
呼吸しやすい態勢でいるようにすると、疲労の度合いも少し減った。
最近、バイトなのにマジで体が辛くて、
辞めた方が身のためだろうかと考えはじめていたが、よかった。
まだいつまで続くかわからないけど。
つづく
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
|
|
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。