2016年05月05日
卵管造影検査 その2
検診当日。
まずは検診センターで、子宮がん検診。
これ、痛いってうわさなんだよね~・・・・・というか、
よく膀胱炎だのカンジダだので婦人科にかかる私は、何度もやられている。
別に頼んでないのだけど、やってくれちゃうのである。
器具を挿入して、中の組織をゾリッとこすり取る・・・・ああエグイ
こう聞くとエグイよね(笑)
でも私は、その「ゾリッ」の前に、器具を入れられた時点でいつも痛いので、
中で何をされていようが、ようわからん。といったところ(笑)
・・・・と、今回もそんなノリで、あっという間に終了。
検診センターの先生は、どうやら台湾の人らしい。
キリスト教系の病院だから、海外から来るスタッフも多いわけか。
そういえば、病院の駐車場にも、Yナンバーの車(米軍基地関係者)がチラホラとあった。
終わって会計を待っていたら、窓口の人が、
「すみません・・・・あの、まだ金庫持ってきてなくて、待っててもらえます?」
「はあ」
金庫・・・・・?
なんのことやら?とりあえず待つ。
ややあって、別の職員が窓口に来て、呼ばれたので会計する。
「600円です」
「はい。一万円で」
お金を受け取った窓口の人が、レジをチーンと開けると、中は空!!
「あれっ まだ金庫持ってきてなかったのか!
すいません、ちょっと待ってて下さいます?」
まだ持ってきてないんか~い!!
(笑)
金庫ってそれかい^^; つーか検診センター開いてからだいぶ経ってるぞ!
その後ようやく会計を済ませ、予約時間ギリで産婦人科の受付へ。
周り妊婦さんばっかだな・・・・・当たり前だけど。
自分が本腰入れて妊娠を望むまでは、不妊治療中の人が妊婦さんを見るとつらくなる、とか、
産婦人科で妊婦さんばかりに囲まれて、みじめな気持ちになる・・・等々の話を聞いても、
あんまりその気持ちが理解できなかった。
だって、うらやましいのはわかるけど、その人が妊娠してるのは、その人の子どもで、
自分の妊娠するはずの子を横取りされたわけじゃあ、ないでしょう?
そんなふうに思っちゃうもんかなあ・・・って思っていた。
でも今は、わかる気がする。
もちろん、そういう人たちだって、頭ではわかっているのだ。
でも、子どもが欲しい・・・そのあまりに、他の妊婦さんが妬ましく感じられてしまうのは、
本人の人柄のせいでは、ない。
それは、ホルモンのしわざ。
ホルモン・・・それは強制的に、強烈に、人の気分を左右する。
25mプールに、たった1滴の女性ホルモンをたらすだけで、その水につかった人の心身を支配できる、
それほどの威力のある、ホルモン。
ホルモンの力に逆らって、自分の気分をコントロールできる人間はいない。
妊娠を焦る気持ち、周りをねたむ気持ち、足並みの揃わない夫を責めたくなる気持ち・・・・
それは、ホルモンのせい。
だから・・・・・・そう思ってしまう自分を責めなくていい。
と・・・・冷房の中待っていたら、すっかり体が冷えちまったぜ。
ようやく呼ばれ、産科の先生とご対面。
評判の良い病院は、先生もしっかりした人ばかりだけれど、この人もまずは、
「本日担当の〇〇です。よろしくお願いします」
というキチンとした挨拶から入ってくれた。うんうん、こういうところからだよね~
まずはいろいろな検査の説明をされる。
・夫側の精液検査
・採血で、ホルモンやインスリンなどの不妊要因がないかの検査
・卵管造影検査
・エコーで排卵日予測
などなど・・・・・
どうやら先日の電話での内容は伝わってないようで、普通の不妊外来あつかいで、来ていることになっている。
私の心づもりとしては、あまり本格的な不妊治療というよりも、
卵管造影検査をやってもらって、それでしばらく経っても妊娠しなかったなら、その時にようやく、
その後の不妊治療をするかどうか・・・・を、考えたいと思っていた。
不妊要因があるかどうかの検査は、受けてもいいと思う。
もしあれば、それを治療すればいいわけだし、なくても、とりあえずそういった要因がないということが
わかるだけでも収穫だからだ。
ただし、排卵誘発剤とか、体外受精とか・・・・そういった、高度な不妊治療までになると、
そこまでしてはなあ・・・・という気持ち。
私はエグイことが大の苦手なのだ
歯を抜くのだって、足が震えるくらいコワイのだ。
不妊治療について調べれば調べるほど、その治療内容、身体的・精神的な負担、費用・・・・
ムリ!私にゃムリ!!!・・・・と、ますます思えてくる。
だんなさんも、そこまでしては・・・という考えだ。
そういったことを説明すると、「あ、そうなの~」と先生。
「じゃ、血液検査と卵管造影だけ、とりあえずやろうか」 と、あっさり。
「ハイ」
「血液検査はね、食事制限とかあるから、今日はムリね。
卵管造影は・・・・・あ、あと2時間ぐらい待ってくれたら、今日受けられる。時間あります?」
「やります!(即答)」
「じゃ、説明受けたらちょっと待っててね」
なんと、子宮がん検診と同時にはできないのね・・・と諦めていてら、できてしまった!
何というか・・・・・・ここは不妊外来でもわりと有名な病院。
話が早いことに、おどろくと共に、納得もした。
女性にとって、妊娠できるチャンスは月に1日か2日しかない。
(アーユルヴェーダでは、月経開始後4日目~16日目まで可能、としているが、
西洋医学の見解ではそのように言われている)
卵管造影検査のような、生理後数日間しかできない検査を、来月に回すということは、
妊娠を希望する女性にとっては、1カ月ムダになっちゃうじゃ~ん!ということなのだ。
ここの先生はそういう事情を充分わかっている。だから話が早い。
待ちながら、『検査まで2時間か・・・外の売店でも行ってみようかなあ~』などと思っていたら、
なんと10分くらいで呼ばれた。
先生「運よかったね、ちょうど空いてたわ」
そ・・・そうなんだ。今日の私はツイてるようだ。
そんなわけで、たいした心づもりもなく、この未知の検査がはじまったのである・・・・
つづく
まずは検診センターで、子宮がん検診。
これ、痛いってうわさなんだよね~・・・・・というか、
よく膀胱炎だのカンジダだので婦人科にかかる私は、何度もやられている。
別に頼んでないのだけど、やってくれちゃうのである。
器具を挿入して、中の組織をゾリッとこすり取る・・・・ああエグイ
こう聞くとエグイよね(笑)
でも私は、その「ゾリッ」の前に、器具を入れられた時点でいつも痛いので、
中で何をされていようが、ようわからん。といったところ(笑)
・・・・と、今回もそんなノリで、あっという間に終了。
検診センターの先生は、どうやら台湾の人らしい。
キリスト教系の病院だから、海外から来るスタッフも多いわけか。
そういえば、病院の駐車場にも、Yナンバーの車(米軍基地関係者)がチラホラとあった。
終わって会計を待っていたら、窓口の人が、
「すみません・・・・あの、まだ金庫持ってきてなくて、待っててもらえます?」
「はあ」
金庫・・・・・?
なんのことやら?とりあえず待つ。
ややあって、別の職員が窓口に来て、呼ばれたので会計する。
「600円です」
「はい。一万円で」
お金を受け取った窓口の人が、レジをチーンと開けると、中は空!!
「あれっ まだ金庫持ってきてなかったのか!
すいません、ちょっと待ってて下さいます?」
まだ持ってきてないんか~い!!
(笑)
金庫ってそれかい^^; つーか検診センター開いてからだいぶ経ってるぞ!
その後ようやく会計を済ませ、予約時間ギリで産婦人科の受付へ。
周り妊婦さんばっかだな・・・・・当たり前だけど。
自分が本腰入れて妊娠を望むまでは、不妊治療中の人が妊婦さんを見るとつらくなる、とか、
産婦人科で妊婦さんばかりに囲まれて、みじめな気持ちになる・・・等々の話を聞いても、
あんまりその気持ちが理解できなかった。
だって、うらやましいのはわかるけど、その人が妊娠してるのは、その人の子どもで、
自分の妊娠するはずの子を横取りされたわけじゃあ、ないでしょう?
そんなふうに思っちゃうもんかなあ・・・って思っていた。
でも今は、わかる気がする。
もちろん、そういう人たちだって、頭ではわかっているのだ。
でも、子どもが欲しい・・・そのあまりに、他の妊婦さんが妬ましく感じられてしまうのは、
本人の人柄のせいでは、ない。
それは、ホルモンのしわざ。
ホルモン・・・それは強制的に、強烈に、人の気分を左右する。
25mプールに、たった1滴の女性ホルモンをたらすだけで、その水につかった人の心身を支配できる、
それほどの威力のある、ホルモン。
ホルモンの力に逆らって、自分の気分をコントロールできる人間はいない。
妊娠を焦る気持ち、周りをねたむ気持ち、足並みの揃わない夫を責めたくなる気持ち・・・・
それは、ホルモンのせい。
だから・・・・・・そう思ってしまう自分を責めなくていい。
と・・・・冷房の中待っていたら、すっかり体が冷えちまったぜ。
ようやく呼ばれ、産科の先生とご対面。
評判の良い病院は、先生もしっかりした人ばかりだけれど、この人もまずは、
「本日担当の〇〇です。よろしくお願いします」
というキチンとした挨拶から入ってくれた。うんうん、こういうところからだよね~
まずはいろいろな検査の説明をされる。
・夫側の精液検査
・採血で、ホルモンやインスリンなどの不妊要因がないかの検査
・卵管造影検査
・エコーで排卵日予測
などなど・・・・・
どうやら先日の電話での内容は伝わってないようで、普通の不妊外来あつかいで、来ていることになっている。
私の心づもりとしては、あまり本格的な不妊治療というよりも、
卵管造影検査をやってもらって、それでしばらく経っても妊娠しなかったなら、その時にようやく、
その後の不妊治療をするかどうか・・・・を、考えたいと思っていた。
不妊要因があるかどうかの検査は、受けてもいいと思う。
もしあれば、それを治療すればいいわけだし、なくても、とりあえずそういった要因がないということが
わかるだけでも収穫だからだ。
ただし、排卵誘発剤とか、体外受精とか・・・・そういった、高度な不妊治療までになると、
そこまでしてはなあ・・・・という気持ち。
私はエグイことが大の苦手なのだ
歯を抜くのだって、足が震えるくらいコワイのだ。
不妊治療について調べれば調べるほど、その治療内容、身体的・精神的な負担、費用・・・・
ムリ!私にゃムリ!!!・・・・と、ますます思えてくる。
だんなさんも、そこまでしては・・・という考えだ。
そういったことを説明すると、「あ、そうなの~」と先生。
「じゃ、血液検査と卵管造影だけ、とりあえずやろうか」 と、あっさり。
「ハイ」
「血液検査はね、食事制限とかあるから、今日はムリね。
卵管造影は・・・・・あ、あと2時間ぐらい待ってくれたら、今日受けられる。時間あります?」
「やります!(即答)」
「じゃ、説明受けたらちょっと待っててね」
なんと、子宮がん検診と同時にはできないのね・・・と諦めていてら、できてしまった!
何というか・・・・・・ここは不妊外来でもわりと有名な病院。
話が早いことに、おどろくと共に、納得もした。
女性にとって、妊娠できるチャンスは月に1日か2日しかない。
(アーユルヴェーダでは、月経開始後4日目~16日目まで可能、としているが、
西洋医学の見解ではそのように言われている)
卵管造影検査のような、生理後数日間しかできない検査を、来月に回すということは、
妊娠を希望する女性にとっては、1カ月ムダになっちゃうじゃ~ん!ということなのだ。
ここの先生はそういう事情を充分わかっている。だから話が早い。
待ちながら、『検査まで2時間か・・・外の売店でも行ってみようかなあ~』などと思っていたら、
なんと10分くらいで呼ばれた。
先生「運よかったね、ちょうど空いてたわ」
そ・・・そうなんだ。今日の私はツイてるようだ。
そんなわけで、たいした心づもりもなく、この未知の検査がはじまったのである・・・・
つづく
Posted by smiti at 11:52│Comments(0)
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